砂が砕けた貝と知らずに

Date: 2012/04/26/Thu 22:09
Category: 短歌
貝殻を踏まないように歩いてる 砂が砕けた貝と知らずに

真っ白い華奢な裸足に切り傷の赤 海鳴りとぬるい潮風

信じたいもっと世界をあたたかい日差しを君の描く未来を

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夏を憶って書きました。

われはカンテラたらんとす

Date: 2012/03/31/Sat 19:13
Category: 短歌
天照らすわれはカンテラたらんとす 途方に暮れる君の旅路を

窓越しに日差す優しい昼下がり ねえコーヒーにミルクを入れる?

帰りたくて帰りたくてただ涙した 遠いとこまで来てしまったね

真珠の灯りぽつねんと

Date: 2012/02/15/Wed 03:24
Category: 自由詩
真珠の灯りぽつねんと まつくらやみに咲いてゐた 
摘んだら消えるとわかつていても 差し伸べる手は柔らかい 
真珠の灯りぽつねんと まつくらやみに咲いてゐた 
往くも帰るも決めかねて その傍らに立ってゐた

麦酒

Date: 2012/02/01/Wed 00:42
Category: 自由詩
私はいつの間にかあんなに苦手だったビールを好んで飲むようになって、
大人はどうやらビールを好む様だという幼い日の自分の仮説はやんわりと否定された。
汚れつちまつたと思ったのは初めて煙草を吸った日でも、初めてセックスをした日でもなく、
初めてコンビニでビールを買った日だった。

人とあやかし

Date: 2012/01/12/Thu 20:47
Category: Diary
親戚のおじさんは、提灯が連なった行列、いわゆる狐の嫁入りをみたり、酒瓶を持った狸が歩いているのを見た事があるという。彼は普段冗談を言う様な人間ではない。

今日祖母に聞いてみたら、お使いにいって油揚げを買って来たつもりなのに葉っぱになっていたそうだ。祖父もお使いにいって馬糞を握って帰って来た事がよくあったそうだ。家に帰って指摘されるまで、気がつかなかったという。

祖父母以上の年齢になると、聞いた話ではなくて実際にそのような出来事を経験している。当たり前にあやかしと人間が同居していた時代が確かにあったらしい。